自覚







「期末テスト返すわよー。名前を呼ばれたら取りに来てね。」

「えー、マジかよー。」

「あー、俺駄目だー。ぜってぇー追試だよー。」

そんな声があちらこちらで上がる。



俺は、今回結構いい線行ってるんじゃないかと思ってる。

もともと英語は得意だし・・・。

やっぱ以前迷惑かけた身としては、詫びの気持ちも込めてちょっとぐらいは頑張っちゃったりしたしね。

「野田く〜ん。」

藤山特有のちょっと鼻にかかったような甘い声が自分の名を呼ぶ。

「はいは〜い。」

「今回は随分頑張ったわね。ハイ。」

見れば、79点という今までにない高得点。

D組メンバーとしては最高じゃね?(あ、慎は除くから、この際)

どうよ?

そんな思いで席に戻った。



そいでもって・・・。

机の下に隠すようにして、今答案用紙と一緒に渡された小さな紙片に目を落とす。

『頑張ったご褒美にちょっとだけデートしてあ・げ・るvv 明日2時に駅前で。』

ちょっとだけっていう文字が気になるけど、まぁいいか。

それにしても、ご褒美って・・・?

ああ、前回の試験の時に

「期末で80点以上取ったら、デートしてください。」

って、そういえば俺、そんなお願いしたっけなぁ・・・すっかり忘れてたけど・・・。


覚えててくれたんだなぁ、藤山先生。

そっか、そっか。

1点足りないから、ちょっとだけなのか・・・!?

そんな風に納得して、ちょっと良い気分でその日を過ごした。

もちろん仲間達には内緒だ。

もし知られたら、慎はともかく他のやつらは後をつけてくるかもしれない、それは絶対に避けたい。





次の日。

あんなに憧れていた藤山先生とのデートだっていうのに、妙に気負いのない自分に気が付いた。

もちろん服装はバッチリ決めてきたし、髪形にも気を使った。

少しだけれど、コロンの香りもするはず。

藤山先生が愛用している香水はちゃんとリサーチしてるから、喧嘩しないような香りをチョイスしたんだ。

俺って結構気が利く奴じゃね?

自己満足に浸りながら待ち合わせ場所に行けば・・・藤山はやっぱりまだ来ていない。


女って奴はどうも自分を高く売りたがる生き物らしくて、時間通りに待ち合わせ場所に現われるのはナンセンスと思ってるらしい。

と、ものの本に書かれていたのを読んだことがある。

(藤山センセも同じって訳か・・なにも生徒相手にそんなことしなくても・・)

とも思うが、あれだけの美貌の持ち主だから、男との付き合いもいっぱい経験してるんだろうな。

扱い方や、駆け引きなんてのもお手のもんだろうし。

その点、ヤンクミだったらそんなことは考えもしないで、普通に『悪ぃ、寝坊した〜。』とか言って駆けてくんのかな。

服装も流石にジャージじゃねぇだろうし、眼鏡もないといいな。

髪も結わえてなくてちょっとウェーブなんてかけてたり・・・。

男と付き合った経験なんてきっとねぇだろうから、緊張した顔とかしてたりして・・・。


って、おいおい、こんな時になんでヤンクミのことなんか考えてんだろ、俺。





ふるふると頭を振って、腕時計で時刻を確認すれば、2時10分。

ようやく遠くに藤山の姿を見つけられた。

急ぐ風でもなく普通に歩いてくる。

服装は学校で見るのとそんなに変わらないけど、それでも、道行く人たちの中でも、際立って綺麗だと思える。

贔屓目じゃなくマジで。

『綺麗なお姉さんは好きですか?』

なんてCMのキャッチコピーがあるけれども、健全な高校生男子としてはそんな先生とデートできて浮かれるのも当然だと思う。

だから、藤山がちゃんと来てくれたことだけで、嬉しくなってくる。

これから何処へ行こうか?

やっぱセンセの意見を尊重しないとねvv

そんなことを考えながら、あと10mくらいってところで

「センセー、こんちはっ。」

っと元気良く手を振れば、口元に人差し指を立てて

「しっ!」

とポーズを取られてしまった。

ま、無理もないか・・・先生と生徒のデートなんて、やっぱ公にしちゃいけないよな。




「じゃ、野田君。行こうか。」

そう言いざまに、俺の前を通り過ぎる藤山。

何処行くんだろう?

とりあえずついて行くと、そこは自分が待っていた場所の直ぐ後ろ。

出来たばかりのケーキショップだった。

「一度来てみたかったのよねー、ここ。野田君も好きなケーキを頼みなさいね。セットのドリクも頼んでいいわよ。で、私はっと・・・。」

色とりどりのケーキの中からチョイスを済ませると、さっさと窓際の席に腰を落ち着ける藤山。

俺はといえば、自分も適当にケーキを選んで注文し、藤山の後を追って行くしかなかった。

後で聞いてみたら、藤山は初めから此処へ来ることを決めていたらしい。



ここでの藤山との会話は、正直あんまり覚えていない。

嬉しくて舞い上がっていたとか、緊張して上手く話せなかったとかそういうことじゃなく・・・。

なんていうか、全く他愛のない世間話をしていただけだったから。

学校のこととか、放課後は何処で遊んでるとか。

一応、大学進学を考えてるなんて、そんな話もしたけれど・・・。

唯一盛り上がったのがヤンクミの話題で、

「やっぱアイツは変わった奴だ。」とか、「今時珍しいくらいにまっすぐな人間だ。」とか。

携帯の着メロにしろ、たまに出るおかしな話し言葉にしろ、やはり育った環境の影響が大きいのだろうということに意見が落ち着き。

結論としては、ヤンクミがまっさらで直向きで、凄くいい奴だということを二人で再確認したというところだろうか。

そんな風に1時間位潰した頃・・・



「じゃあ野田君、私次の約束があるからもう行くわね。」

藤山が時計を見ながら、そう言った。

「え・・?じゃあこれでデートは終わり?」

そんな俺の問いかけは無視して、伝票を掴んでさっさと歩き出す。

だから、俺も慌てて後を追うことになってしまった。



「じゃあね。」

とひらひらと後ろ手に手を振り、あっけなく遠ざかる藤山を見送っていると

『挨拶は基本だろう。』

っていうヤンクミの口癖が唐突に思い出され、慌てて藤山の後を追う。

「センセー、ちょっと待って。」

「何?デートはこれまでよ。」

「いや、そうじゃなくて・・・ちゃんとお礼を言ってなかったから・・・。センセー、今日はサンキューでした。」

ちょっとおどけるように敬礼の真似事なんてしながら、礼を述べる。

「あー、その事・・・。でも、お礼なら、山口先生にも言っておいた方がいいわよ。」


「え・・・?なんでさ?」

「だって、今日のデートは山口先生に頼まれたからだもの。」

「え、そうなの・・?」

「そうよ。一昨日採点してた時にちょうど通りかかった山口先生が、野田君の点数を見て『野田の奴凄いじゃないですか〜。お願いします、その努力を買ってデートしてやってくださいよ。あいつの出した条件にはちょっと足りないけど』って、拝むように言われちゃったんだもの・・・。」

「そっか・・ヤンクミが・・・。」

「そ。じゃ、そういうわけだから・・・また、学校でね。気をつけて帰るのよ。」

最後にはちゃんと教師らしい発言を残して、藤山は駅の中に消えていった。



なんかデートっていうにはあっけない幕切れだったけれど、俺は別にがっかりもしなかった。

以前、

『80点以上取ったらデートしてくださいっ!』

なんて畏まって申し込んだ時には、確かに藤山に対する確固たる憧れや、好きだと思う気持ちがあったはずなんだけど・・・。

でも、昨日『ご褒美にデートしてあげる』なんてメモをもらった時も、舞い上がった気分にはならなかったしな・・どうしてだろう?

ま、いっか。

(藤山先生とのデート気分を味わえたのは拾いもんだったんだし。)

ってそんなことを考えながら、振り返ったら・・・なんか、どっかでみたような後姿が目に入った。

黒くてストレートな長い髪にジーンズ、小柄な身体にひまわり色のキャミソール。

なんか、肩が白く光ってなかなか可愛い感じだけど、それは・・・よくよく見れば、ヤンクミだったりするわけで・・・。

大分先を歩いているその姿を追うように、歩き出すと。

(あ、なんかに躓いた。)

(ぶっ、誰かとぶつかりそうになってんじゃん。)

自然に口元に笑みが浮んでくる。



「ヤンクミ、こんなところで何してんの?」

っていきなり直ぐ後ろから声を掛けてやったら、ぎょっとして振り向いた。

「やっ、野田君じゃないか・・・わははは。それではっ!」

って、何それ?

怪しすぎるでしょ、その反応は・・・!

「ヤンクミ、もしかして〜。」

「いや、その、あの・・藤山先生とのデートが気になって、後をつけてきたとかそんなんじゃないぞ。せっかくの休みだから、なんか買い物でもと思ってさ。いや〜、偶然だね〜。」

(語るに落ちたな)

とそう思ったけれど、

「ヤンクミ、サンキューな。今日のデート藤山に頼んでくれたんだって?」

素直に言葉に出して礼を言うと、

「え・・・あ、まあ。お前頑張ったもんな、藤山先生も喜んでたぞ。」

そんな風にやっぱりちゃんと俺の努力を認めてくれる。

以前俺が、藤山のアルバイトの写真をばら撒いて、彼女が辞めさせられそうになった時も、何とかしようって一所懸命になってくれた。

3D全員に補習して、藤山を助けてくれた。

あの時ヤンクミに助けられなかったら、俺も今頃は自分自身に嫌気がさして、つまんない学生生活を送っていただろうと思う。

ヤンクミはいつもこうやって、俺たち生徒のフォーローに回ってくれているんだと、改めて思った。



「野田・・?ぼーっとしてどうした?」

「え、何でもねぇって。それよりヤンクミ、なんか買い物あるのなら、付き合ってやろっか。」

学校と違って、やたらと可愛い今日のヤンクミなら、一緒に歩いててもなんか気分が良くてそんな提案をしてみた。

「え、買い物・・?えっと、別にないぞ!?」

「うわ、やっぱ俺たちの後をつけてたって訳かよ!」

「わー、違うって。やっぱ買い物していこっかなぁ〜〜なんて・・・わはは。」

って、白々しいんだっつうの!

でも、まあいいや。

「じゃあさ、ちょっとこっちこっち。」

とヤンクミを引っ張り込んだのは、俺のお気に入りの雑貨屋さん。

ここで、今携帯につけている【アヒルさん】を買ったんだ。

「いつも世話になってるからさー、これプレゼントするよ。」

そう言って手渡したのは、【アヒルさん、女の子バージョン】

見かけは俺のと一緒だけど、頭にリボンをつけてたりなんかする。

「いいのか?へぇ〜、ここで売ってるのかぁ〜、可愛いな。野田、ありがとう。」

早速自分の携帯を取り出して、付けてくれて・・・嬉しそうに眺めてみては、

「野田、本当にありがとう。大事にするから。」

とそう言ってもらえると、なんかすごく幸せなんですけど・・・。



「なあヤンクミ、これから俺とデートしねぇ?」

っと提案してみた。

「へっ?」

と驚いた顔を一瞬したけれど、直ぐに笑顔になって。

「じゃあ、遊園地に行こう!」

(って、いきなり決定ですか?しかも、なんで遊園地?)

なんて思ったけれど・・・。

(スピード狂だったんだ・・・・。)

俺は、喉を潤すためのコーラを買う列に並びながら、ヤンクミが遊園地に来たがった理由を、実体験して納得した。

遊園地に着いた途端に乗せられたジェットコースター・・・息つく暇もなく、すでに5種類を制覇。

(俺もコースター系のアトラクションは好きな方だけど・・・ヤンクミはハンパねぇ〜。)


(まったくこのセンセーときたら、疲れってものを感じないのかな!?)

そんなことを考えながら、コーラを手にヤンクミの所へ戻った。



「ほい、コーラだよー。」

「サンキュー、野田。やっぱ遊園地はいいなあ〜、そう思わないか?」

「まぁね。」

「だろ?次は何に乗ろっかな〜〜vv」

「ヤンクミ、ちょっと落ち着け。ぶっ続けで、俺、もう疲れた。」

「なんだよ、男が情けねぇな〜。」

「うるせぇ、ヤンクミが異常なんだよっ!」

ベンチに腰掛けて、マップのチェックに余念のないヤンクミを横目に、コーラで一息つく。



見上げた空には雲ひとつなくて、少し傾きかけた太陽が眩しい。

汗ばんだ身体を、湿気のないからっとした風が心地よく吹き抜けて・・・時折、隣に座るヤンクミの髪をなびかせ、俺の頬をくすぐっていく。

(なんか、ホントにデートしてるみたいだ・・・。)

いつものお下げでジャージのヤンクミなら、そんな風に思わなかったかもしれないけど、今日はなんか雰囲気違うし。

無邪気な笑顔は、年上に思えないくらい可愛いし・・・。

って、俺なんか今変なこと考えたかも・・・?

それを払拭するように、ふるっと頭を一つ振ってみる。

だけど、一度浮んだ想いは、そう簡単には消えてくれなくて・・・。

(ま、いっか。今日が楽しければそれで。)

そう納得して、コーラを飲み干した。



「野田、次・・何処行く?」

「お、やっと俺の意見が聞いてもらえるときが来ましたね?」

なんて言いつつ、ヤンクミの持っているマップを隣から覗きこんだ。

結構充実したアトラクションで有名な遊園地だから、コースター系でも乗ってないものがまだある。

でも、ふと目に付いたアトラクションがあって・・・ふと涌いた悪戯心ににんまりとする。



「私は〜」

「ちょっと待った。今度は俺が選ぶ。」

「え〜〜。」

文句を言いたそうなヤンクミを遮り、その手からコーラの紙コップを取り上げゴミ箱へ放り込む。

そして、彼女の手を取り、さっさと歩き出した。

何処へ入るか悟られないうちに、急がなければ・・そう思って。





「え・・?ココ・・・?」

「そうそう、俺ココに入りたいのvv」

「や、ちょ・・・まっ・・・。私はあっちのコースターに乗りたいのに!」

「だ〜め。今度は俺の要望を聞いてもらうから!」

そんなやり取りをしながら、ヤンクミを引っ張り込んだのは、この季節定番の【お化け屋敷】

やっぱカップルで行く所の定番でしょ。

(ヤンクミはお化けには弱いからな。どんな反応するか・・楽しみ、楽しみvv)

「あの・・・野田・・・?やっぱ、コースターにしない・・・?なんなら観覧車とか・・・?」

「なに、ヤンクミもしかして怖いの?こんなのただの作りものだってぇのにさ。へぇ〜意外と臆病なんだ。」



こんな風に言えば、負けず嫌いのヤンクミがどう反応してくるかは、手に取るように分かる。

「バカヤロウ!こんなの怖くなんかないぞ!ただの作り物じゃんか!」

「ダロ?」

「よぅし、行くぞ!野田、さっさとついて来いよ!」

そう言いながらも、足が前に進まないヤンクミ。

そんな彼女の肩を、後ろから押しつつ、暗闇の中へ滑り込む。



ここの【お化け屋敷】は今年リニューアルされて、怖さが相当増しているって、TVのニュースでもやっていた。

単なる脅かし系じゃなく、リアルさが強調されてるらしい。

入り口付近は、なんとか前に居たヤンクミだったけど、

「の・・野田、先にいっていいよ・・・。」

と俺を押しやり、後ろに回る。

さらに、俺の服の裾をぎゅっと握っているのも分かる。

「なになに〜、ヤンクミってばやっぱ怖いんじゃんvv」

「そ・・そ、そんなことないぞ・・・平気だってば・・。」

って、声震えてるじゃん。

あまりにも予想通りの反応に態度。

ちょっと可哀想かな・・・なんか固まってる感じだし・・・。



「ヤンクミ、手ぇ出せ。」

「へ?う・・うん。」

怖くて何も考えられないのか、素直に手を差し出す。

しかも、両手!?

(やっべぇ、マジで怖いんだ。頭ん中、真っ白なのか?)

幾ら強がって見せても、喧嘩が強くても、ヤンクミもやっぱ女なんだなって思えて、差し出された手をしっかり握ってやる。

もちろん片手だけだけど・・・、いわゆる恋人繋ぎってやつ!?

その手が凄く冷たくて、でも、ちょっと汗ばんでて・・・。



「の、野田、離さないでくれよ。」

って・・・。

きっと今、俺はヤンクミに頼られてる、守って欲しいと思われてる。

そんな風に感じられて、とてつもなく嬉しい。

けど、怖がるのを承知で、無理やりこんなとこへ引っ張り込んで悪かったかなと、ちょっと反省もしてみる。

こんな彼女を見られるのも、こんな風に頼られるのも、ココへきたおかげなんだけど、やっぱり可哀想かなとも思うから、足早に出口へ向かうことにした。

もちろん繋いだ手は決して離さない。



どんな仕掛けになっていたか、どんな風に脅かされたなんて、全然覚えちゃいない。

ただ、ヤンクミを早いトコ外へ出してやりたくて、早足で通り過ぎてきた。

やっと明るい場所へ出て、改めてヤンクミを見たらば、やっぱり・・・こわばった顔に、涙目で・・・恨めしそうにこっちを見てる。

けど、そんなヤンクミはメチャ可愛いくて・・・思わずデジカメを取り出して、シャッターを押してた。



「ヤンクミの恐怖に引きつった顔・・・永久保存版にしといてやるよ。」

「ヤメロ!野田!ちょ・・消しといて!」

「だめだめ。こんな面白いもん、みんなに見せなきゃ。」

「コラ!野田、やめろって・・!」

こんな風に、その日初めて撮った一枚は、俺の宝物になった。





月曜日の朝のHR。



いつものように教室へ現われたヤンクミのジャージのポケットから、ちょこんと顔を出している【女の子のアヒルさん】を見て、

「野田、ヤンクミのストラップ・・・お前とお揃じゃねえか。」

「ヤンクミとなんかあったのかよ。」

「・・・・・・・・」



HRが終わりヤンクミが去った後、速攻うっちーや南に突っ込まれ、慎からはやたらと冷たい視線を浴びせられ・・・それでも、あのたった一枚だけ撮った写真は誰にも見せてやらない。

なんたって俺とヤンクミ二人だけの、秘密で幸せな一日の唯一の記念なんだから・・・。


(ヤンクミと二人っきりのデートって貴重な体験、俺だけじゃね?)

そんなことを思って、一人優越感に浸っちゃったりする。



いつものヤンクミの笑顔が、やたらと可愛らしく見えた休日。

小さな身体で自分達を守ってくれる、そのことへの感謝の気持ちも改めて実感できた休日。

そんな一日を、一緒に過ごしたそのことが、いつもの日常を非日常に変えた、夏休み前の出来事。



もしかしたら、こんなのも恋の始まり・・・なのかな?



END