夜遅く、立ち寄った公園で
見慣れた姿の人がいた。



涙を流しながら、
独りで立っていた。







歩いていくのが、怖いかのように。











 『 歩く為には、この足、自分で進めるしかねぇの。 』















いつもは通らない道なんだけど。

なんで俺はこんなとこに居んだよとか思いながらも足が進む。



「俺の家、こっちじゃねーし・・・。」





そう言いながらも着いたところが公園。

しかも、山口の家の近くの公園だし。





「・・・んでこっち来てんだよ、俺。
 さっさと帰りてぇ・・・・って・・・。」





その公園の中に立っていたのは、





俺等の担任、山口久美子。

こいつのおかげで学校に来れるようになったし、
隼人とも仲直りできた。



と言ってもおかしくないと思う。





本当は声をかけずに帰りたいけど、
山口は涙を流してるみたいだった。



「山口???」



俺は、山口のそばに近づいて行って、
声をかけた。



「ぅわっ!? お・・・小田切!?
 御前、何やってんだよ!!!!!」



「・・・そっちこそ。
 家帰んねぇのかよ。」



「あたし??? あたしはもうすぐ帰りたいけど・・・。」



「帰りたいけどってなんだよ。」



「んー。。。 ちょっと物思いにふけっててさ。」



「御前でも、物思いふけるときあんだ。」



「なっ!!! 小田切、御前いつも酷いことさらっと言うよな・・・。」



「別に。 俺は本当のことを言ってるだけだし。
 ・・・って言うより、何であっち向いてんだよ。
 御前んちこっちだろ???」



そう言って、俺は別れ道の左の道を指差した。



山口の家に行くのが、この分かれ道の左を通って行くんだけど、



「この分かれ道の右行くと、白金があるんだよね・・・。」



って言った。



白金って言えば、隼人たちの憧れの学校だし、

何より、山口が先公になって初めて行った学校だ。



「へぇ・・・。」



「ホラ、あたしの教師生活のスタートは白金からだって言っただろ???
 だから、ここに来ると白金に居た時を思い出しちまうんだよな。
 ・・・なーんて、あたしらしくもないか。」



そう言って、山口は笑った。



「ふーん。 で???
 白金に戻りたい訳???」



「戻れるもんなら戻りてーけど、でも、白金はもう無いし、
 御前等と一緒に居るのも面白いしな。
 ・・・だから、いっつもここでしばらく止まっちまうんだ。」



「・・・御前、そーやって過去ばっか見てんの???
 自分では前に向かって歩いてるつもりでも、
 本当は未来に進んでねーんじゃないの???」



「なっ!!! 御前、そこまで言うことねーだろ!?」



山口が怒った顔をした。

少し戸惑ったけど、



「・・・歩く為には、この足、自分で進めるしかねぇの。
 でねーと、一生そのまんまだろ。」



なんて言って、俺は歩いて行った。

今度こそ自分の家に帰る為に。



自分の未来に、向かってく為に。









              end







□■□希咲様からひと言■□■



ぎゃぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!(ぇ。
なんか、意味不なモノになってしまいました!!!!!
しかも竜!!!
なにカッコつけてんだよ!!!(テメーが書いたんだろ。

・・・にしても、これゎ短いですよね・・・・・。
最後、竜が言ったセリフの後のヤンクミの顔が見たい・・・!!!
どんな顔してるんでしょう???
それゎ、ミナサマの想像にお任せします。(無責任。

またも駄文でスミマセン
特に、竜のことを好きな方!!!
こんな変な竜を書いてしまって、申し訳ないです。

次の小説・・・書けたら書きます。
駄文ですけどね^^;

でゎ。




05/06/03








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